映画

【信じる事の差】映画『星の子』のあらすじと感想・考察

さて、今回は映画『星の子』について書いていきます。

原作は芥川賞作家である今村夏子さんの同名小説です。

芦田愛菜さんが6年ぶりとなる主演を務めます。

パンダ
パンダ
両親との複雑な関係性を見事に演じていました

映画『星の子』のあらすじ

ちひろは何を信じるのか。

病弱だったちひろの両親は、タイミング良く紹介された宗教を信じ始める。

すると、ちひろの病気が徐々に治り始め、両親は一層信仰を深めていく。

そんな両親の姿を幼い頃から見てきたちひろは、特に違和感を抱くことも無く両親の愛を目一杯受けて育ってきた。

しかし、ある夜の出来事がきっかけとなり、ちひろの心は揺らいでいく。

その時、ちひろは一体何を信じて生きていくのか。

映画『星の子』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、大森立嗣監督です。

2005年、『ゲルマニウムの夜』で監督デビューして以降、国内外の映画祭で数々の賞を受賞してきました。

近作に、『タロウのバカ』や『MOTHER マザー』などがあります。

キャスト

ちひろ芦田愛菜
永瀬正敏
原田知世
南先生岡田将生
海路さん高良健吾
昇子さん黒木華

主演は、芦田愛菜さんです。怪しい宗教を信じる一家の娘という難しい役を、持ち前の演技力で見事に演じています。

家族には永瀬正敏さんと原田知世さんが、宗教団体には高良健吾さんや黒木華さんなどが起用されています。

映画『星の子』の感想・考察

人間の最も大きな特徴と言える社会性。その根幹を成すのが「信じる」ことではないでしょうか。

本作では、「信じる」ことをテーマに、ストーリーが展開されていきます。

今回登場する宗教は如何にも怪しげで、ちひろの両親が取る行動は非常に不可解に思えます。

しかし、ちひろの病気が奇跡的に治った背景があるので、親戚の叔父がいくら説得しようと聞く耳を持ちません。

それほど、両親は宗教を信じることに強い安心感を抱いていたことが分かります。

一方、ちひろにとっては物心ついた時から当たり前だった生活が、ある事件をきっかけに一瞬にして崩れます。

ちひろにはその宗教を信じる背景がなかったからです。

そして、この信じる度合いの差がちひろの家族に摩擦を生み出すのです。

私たちは社会生活を営む以上、そのベースに「信じる」があります。しかし、信じる度合いを揃えることは相当難しいことです。

相手との度合いの差に気づいた時、私たちはどのように相手との関係を受け止め生活していくのか。

本作のちひろが取った決断は、そんなことを考えるきっかけになると思います。

さいごに

今回は映画『星の子』について書いてみました。

ラストシーンは、家族内の差が分かりやすく示された印象的な場面でした。

気になる方は、ぜひ劇場でご覧ください!