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【これが三池崇史のラブストーリー】映画『初恋』のあらすじと感想・考察

さて、今回は映画『初恋』について書いていきたいと思います。

三池崇史監督初の恋愛映画で、主演に窪田正孝さんとヒロインに小西桜子さんを迎えます。

カンヌ国際映画祭監督週間やトロント国際映画祭など30以上の映画祭から招待され、国内外で注目される三池ワールド全開の作品です。

パンダ
パンダ
たしかにこれは初恋だと思いました!

映画『初恋』のあらすじ

余命わずかなプロボクサーの一夜。

プロボクサー・葛城レオは医師から余命宣告を受ける。失望の最中、歌舞伎町を彷徨うレオは目の前を通った少女の追っ手を咄嗟にKOしてしまう。

少女はモニカと名乗り、父親の借金でヤクザから逃れられないことを明かした。そしてレオが倒した男は刑事の大伴で、ヤクザの策士・加瀬と裏で手を組み、ある計画のためにモニカを利用しようとしていたのだった。

ヤクザと大伴に追われるレオは半ばヤケクソで彼女と行動を共にする。

その頃、刑期を終え出所した権藤は一連の事件を敵対するチャイニーズマフィアの仕業と考え復讐に乗り出していた。

ヤクザ、悪徳刑事、チャイニーズマフィア。熾烈な争いに巻き込まれた孤独なレオとモニカを待ち受けるものとは。

映画『初恋』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、三池崇史監督です。

1991年、OV(オリジナルビデオ)『突風!ミニパト隊 / アイキャッチ・ジャンクション』で監督デビューし、1995年『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』で劇場映画監督デビューしました。

バイオレンス、アクション、ホラー、時代劇、ハードボイルド、SF、、ミュージカル、など多岐にわたるジャンルの作品を担当しています。

また主な作品に、『オーディション』、『IZO』、『十三人の刺客』、『一命』、『藁の楯 わらのたて』、『着信アリ』、『悪の教典』、『ラプラスの魔女』などがあります。

キャスト

葛城レオ窪田正孝
モニカ小西桜子
大伴大森南朋
加瀬染谷将太
権藤内野聖陽
ジュリベッキー

主演は窪田正孝さんです。2006年に深夜ドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』で連続ドラマ初出演・初主演、2008年『ケータイ捜査官7』で三池崇史監督と出会い主演に抜擢されました。主な映画出演作品として『カノジョは嘘を愛しすぎてる』、『予告犯』、『東京喰種 トーキョーグール』シリーズ、『Diner ダイナー』などがあります。

そしてヒロインは小西桜子さんです。2018年にスカウトされ事務所無所属のまま本作のオーディションへ参加し応募総数約3,000名の中からヒロインに抜擢されました。本格的な演技経験がほとんど無いにも関わらず体を張った演技をみせています。

映画『初恋』の感想

「三池崇史のラブストーリー」という意外さに惹かれる本作は、紛れもなく三池崇史監督にしか描けないラブストーリーです。こんな初恋の描き方があるのかと驚かされました。

余命宣告を受けたために死をも厭わなくなったレオのモニカに対する純愛さは尋常ではなく、周囲のヤクザ・悪徳刑事・チャイニーズマフィアが繰り広げる争いも生首飛び放題で尋常ではありません。

この尋常じゃないピュアさとバイオレンスさが相互を際立てた結果、超濃密な作品に仕上がっています。初恋で感じるような猛烈なワクワク感と緊張感のようにも感じられます。

また、三池監督と約10年ぶりに本格タッグを組んだ窪田正孝さんはじめ、ヒロインの小西桜子さん、ベッキーさん、染谷将太さん、大森南朋さん、内野聖陽さんなどの俳優陣が物凄くハマっています。特に、ベッキーさんの吹っ切れたような演技が衝撃的です。

こんなに濃いラブストーリーですが、所々でコメディ要素も混ぜられているので、バイオレンスながらも比較的見やすい作品になっていると思います。

ラブストーリーの殻を破ってくれるような映画です。

映画『初恋』の考察

『初恋』のタイトルの意味は?

「三池崇史で初恋?」、「ヤクザ・マフィアが出てきて初恋?」と鑑賞前からそのミスマッチなタイトルに興味を惹かれてしまいます。

ですが、実際に鑑賞するとヤクザやチャイニーズマフィアの争いに巻き込まれる緊張感と、アドレナリン出まくりの興奮度合いはまさしく初恋の感覚に近いものでした。

レオの純粋で前しか見てない所もタイトルにマッチするキャラクターで良かったと思いました。

さいごに

三池監督初のラブストーリーである映画『初恋』は多ジャンルが入り乱れつつ調和の取れている作品です。

役にハマりすぎている俳優陣の演技にも注目してみて下さい。

気になる方はぜひご覧ください。