映画

【記憶を食べる!?】映画『記憶屋 あなたを忘れない』のあらすじと感想

さて、今回は映画『記憶屋 あなたを忘れない』について書いていきます。

累計50万部を突破した織守きょうやさんの人気小説『記憶屋』の映画化作品です。

記憶に新しい切り口で挑んだ作品です。

パンダ
パンダ
記憶を食べる設定、芳根京子の演技が絶妙でしたね。

映画『記憶屋 あなたを忘れない』のあらすじ

人の記憶を消せる”記憶屋”

大学生の遼一は、恋人の杏子にプロポーズをOKしてもらい幸せの絶頂にいたが、翌日から突如連絡が取れなくなってしまう。

数日後、偶然駅で杏子を見かけた遼一は声をかけるが、遼一のことを一切憶えていなかった。

その時遼一は過去のある経験を思い出す。それは幼少期に幼馴染の真希が目の前で一部の記憶を失った経験だ。

遼一は都市伝説的な記憶屋のことを知り、真希と弁護士の高原とともに杏子が記憶を失った原因を探すことに。

記憶屋の正体に近づくにつれ、遼一は思いがけない真実を知る。なぜ杏子の中から遼一の記憶だけが消えたのか。彼らがたどり着いた先には、運命を大きく変える真実があった。

映画『記憶屋 あなたを忘れない』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、平川雄一郎監督です。

『世界の中心で、愛を叫ぶ』や『JIN-仁-』、『天皇の料理番』など多くのドラマを手掛けています。

2007年『そのときは彼によろしく』で映画監督デビューし、『ツナグ』、『僕だけがいない街』などの映画を手掛けました。

キャスト

吉森遼一山田涼介
河合真希芳根京子
高原智秋佐々木蔵之介
澤田杏子蓮佛美沙子
安藤七海泉里香

主演は、Hey! Say! JUMPの山田涼介さん、ヒロイン・真希は芳根京子さんが演じます。

上記の他、杉本哲太さんや濱田龍臣さんなどが出演しています。

主題歌

主題歌は、中島みゆき『時代』。

1975年に発表されて以来、多くの歌手にカバーされた名曲です。

本作が中島みゆきさん自身が歌うバージョンで初の映画主題歌採用となりました。1993年録音版が使用されています。

映画『記憶屋 あなたを忘れない』の感想

記憶の喪失ではなく、記憶を奪う事に焦点を当てた新しい切り口の作品でした。

原作が日本ホラー小説大賞の読者賞を受賞していますが、映画は温かみのあるヒューマンドラマに仕上がっています。

記憶屋の正体は途中で分かってしまうのですが、むしろ判明した後が物語の本筋です。生きるのが辛いほど嫌な記憶も抱えて生きていくべきなのか。記憶を巡るそれぞれの想いが身にしみて痛い。

有名なエビングハウスの忘却曲線によれば、次の日には7割を超える記憶が失われてしまいます。人間には記憶に重みを付けて、重要でない記憶を忘れる機能が備わっています。

ずっと忘れられない記憶、それは人類の生存に大切だと判断されたモノなのかもしれません。それは後世に語り継ぐべき記憶であり、伝承する事で人類はここまで発展してきたとも言えるでしょう。

けれども忘れられない記憶が「生きるのが辛い」ほど嫌な記憶だった場合、その記憶に対してどう対処すれば良いのでしょうか?

将来、記憶を編集する事が可能になるかもしれません。記憶屋の様な事が出来るようになった社会で私達はどのように記憶に向き合えば良いのか、本作は様々な立場で考えるきっかけを提供してくれます。

さいごに

今回は映画『記憶屋』を紹介しました。

記憶を奪う事に焦点を当てた作品は新しく面白かったです。

皆さんにも忘れたくない記憶、忘れたい記憶があるでしょう。登場人物それぞれの記憶を巡る想いに共感出来ると思います。

気になる方はぜひご覧ください!