さて、今回は映画『サヨナラまでの30分』について書いていきます。
北村匠海さん×新田真剣佑さんという絶妙なコンビと、カセットテープで入れ替わるという設定に惹かれました。
想像以上に切なく感動する作品です。
映画『サヨナラまでの30分』のあらすじ
「ちょっと体貸して!」
就活が上手くいかない大学生・颯太は、とある場所でホコリを被ったカセットテープを発見する。
中身が気になり再生すると、解散したバンド「ECHOLL」のボーカル・アキと入れ替わり、その日から颯太の体を共有することになってしまう。
入れ替わる時間は、カセットテープを再生する30分。
アキは颯太の体を使いバンド再結成をメンバーに迫り、颯太も次第にメンバーと仲を深めていく。
しかし、「ECHOLL」の元メンバーでアキの恋人・カナだけは戻ってこなかった。アキと颯太はカナを振り向かせるために最高の曲作りをスタート。
一方でカセットテープには異変が起きていて、アキと颯太の入れ替わる時間が短くなっていく。
映画『サヨナラまでの30分』のキャスト・スタッフ
監督
監督は、萩原健太郎監督です。
2013年に初の長編脚本『Spectacled Tiger』が、米・サンダンス映画祭で最優秀脚本賞、サンダンスNHK賞を日本人で初受賞。2017年には人気コミック『東京喰種 トーキョーグール』の実写化で長編映画監督デビューを果たします。
その他多数のCM、MV、ショートフィルムの演出を手がけています。
キャスト
窪田颯太 | 北村匠海 |
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宮田アキ | 新田真剣佑 |
村瀬カナ | 久保田紗友 |
山科健太 | 葉山奨之 |
重田幸輝 | 上杉柊平 |
森涼介 | 清原翔 |
北村匠海さんと新田真剣佑さんのW主演。二人とも歌唱力がとても高いです。特に北村匠海さんは「DISH//」のメインボーカル・ギターを務めており、その歌声に魅了されます。
その他、松重豊さんや筒井道隆さん、牧瀬里穂さんなどが出演しています。
音楽
andropの内澤崇仁さんが音楽プロデューサーを務めました。
劇中のバンド「ECHOLL」の楽曲含め計6曲のオリジナル楽曲が制作・提供されています。
内澤崇仁「風と星」、雨のパレード「もう二度と」、odol「瞬間」、Ghost like girlfriend「stand by me」、Michael Kaneko「真昼の星座」、mol-74「目を覚ましてよ」の計6曲です。
映画『サヨナラまでの30分』の感想
歌と映像の質が非常に高い。そしてミュージックビデオのようにテンポよく展開するため、どんどん引き込まれていきます。
暗い性格が徐々に変わっていく系のキャラクターは北村匠海が演じれば間違いなく、まさに本作に超ハマり役でした。
アキを演じた新田真剣佑の歌唱力の高さにも驚き、二人の共演は絶妙なコンビでした。
さらに、作中で披露されるオリジナル曲のクオリティも文句なしです。人気アーティスト達が手掛ける楽曲は完成度が高く、映画の設定を違和感無く飲み込めます。
また、カセットテープというアナログなアイテムが、切ない状況を演出していて作品にメリハリが生まれます。
正反対の二人が入れ替わるという割とありがちな設定ですが、作品の完成度の高さとカセットテープで入れ替わる設定にやられました。
さいごに
今回は映画『サヨナラまでの30分』を紹介しました。
キャストの歌声、楽曲の完成度、映像の美しさ、全て揃っている映画です。
まるでミュージックビデオの長編版とも言えるようなテンポ感があり、どんな人でも作品に引き込まれていくでしょう。
気になる方は、ぜひご覧ください!