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【戦争映画の新境地】映画『ジョジョ・ラビット』のあらすじと感想

さて、今回は映画『ジョジョ・ラビット』について書いていきます。

アカデミー賞に6部門ノミネートされた感動のヒューマンエンターテインメント作品です。

パンダ
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これが戦争映画の新しい形になるかもしれませんね。

映画『ジョジョ・ラビット』のあらすじ

ナチズムを心酔する少年の成長物語。

10歳の少年ジョジョは、今日から青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加する。

彼の空想上の友達アドルフに、「お前はひ弱で人気もない。だが、ナチスへの忠誠心はピカイチだ」と励まされ家を出る。

第二次世界大戦下、ジョジョが合宿に参加すると戦いで片目を失ったクレンツェンドルフ大尉や、教官のミス・ラームの指導によるハードな戦闘訓練が行われていた。

合宿2日目、命令通りウサギを殺せなかったジョジョは臆病者だとバカにされ、ジョジョ・ラビットというあだ名を付けられてしまう。

森へ逃げ出し泣いていたジョジョは、またしてもアドルフから激励され、張り切って手榴弾の投てき訓練に飛び込むのだが、失敗して大ケガを負ってしまう。

帰宅したジョジョは、亡くなった姉インゲの部屋で偶然にも隠し扉を発見する。開くと、中にはユダヤ人の少女エルサが隠れていた。

パニックに陥るジョジョだったが、考え抜いた末に「ユダヤ人の秘密を全部話す」という“条件”をのめば住んで良いと持ち掛ける。ユダヤ人を壊滅するための本を書くことを思いついたのだ。

その日から、エルサによるユダヤ人講義が始まった。エルサは聡明で教養とユーモアに溢れ機転も利き、ジョジョは次第にエルサの話と彼女自身に惹かれていく。さらには、ユダヤ人は下等な悪魔だという教えが事実と異なることにも気づき始める。

そんな中、突然秘密警察がジョジョの家に訪れる。緊迫した空気の中、エルサが堂々と現れインゲになりすます。

大戦が最終局面を迎える中、ジョジョとエルサの行方は?

映画『ジョジョ・ラビット』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、タイカ・ワイティティ監督です。

アカデミー賞にノミネートされた短編映画『Two Cars, One Night』で注目を浴び、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』と『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』が各国の映画祭で人気を博し、数々の賞を受賞しました。

さらに超大作『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手掛け、全世界で8億5000万ドル以上の興行収入をもたらしニュージーランドの国宝的存在と呼ばれています。

原作

原作は、クリスティン・ルーネンズさんのCaging Skies』22か国で翻訳された国際的ベストセラーです。

またクリスティン・ルーネンズさんはかつてモデルとして、ジバンシー、パコ・ラバンヌ、ニナ・リッチなどの顔を務めていました。

キャスト

ジョジョローマン・グリフィン・デイビス
エルサトーマシン・マッケンジー
アドルフタイカ・ワイティティ
ミス・ラームレベル・ウィルソン
クレンツェンドルフ大尉サム・ロックウェル
ロージースカーレット・ヨハンソン

主演ジョジョは、ローマン・グリフィン・デイビスさんです。

また、空想の友達アドルフ役をタイカ・ワイティティ監督自身が演じます。

映画『ジョジョ・ラビット』の感想

戦争の悲惨さを伝えるだけの映画ではありません。

その背景にある思想の違いにまで言及しつつエンターテイメントとして完成されています。戦争NOを突き付けるだけでなく、異なる思想をどう捉えるかという本質的な問題を訴えかけます。

演出としては、アドルフ・ヒトラーを現出させジョジョの脳内で戦争が起こっている様を表現する葛藤の具現化も巧みでした。

ジョジョはエルサと会ってユダヤ人のイメージを覆され、エルサに恋をして自分の思想に疑いを持ち始めます。むしろ自分の思想だと信じていたものが空想の思想だと気づいたと言えるでしょう。

情報が溢れる現代では自分の頭で考えたと思っている事にも一度疑いをかけ、本当の意味で自分で考える事が大切だと思わせてくれました。

そして、この言葉が本作にマッチした非常に印象的な言葉でした。

「すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない」

さいごに

今回は映画『ジョジョ・ラビット』を紹介しました。

戦争をテーマにしながら、一人の少年の成長に焦点を当てたエンターテイメント作品です。

気になる方は、ぜひご覧ください!