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【聴く映画】アニメ映画『音楽』のあらすじと感想

さて今回は、映画『音楽』について書いていきます。

原作は大橋裕之さんのマンガ『音楽と漫画』です。制作に7年超の期間を費やし、作画枚数も4万枚を超えるとの事です。

全編手書きのアニメーションに加え、豪華声優陣が揃い踏み。そして第43回オタワ国際アニメーション映画祭・長編コンペティション部門でグランプリを受賞しています!

パンダ
パンダ
中毒性がある空気感と熱がある画が最高でした!

映画『音楽』のあらすじ

不良学生がバンドを結成!?

楽器を触った事も無かった不良高校生の研二は、ひょんなことからベースを手に入れる。

研二は思いつきで悪友の太田・朝倉を誘い、バンド「古武術」を結成。自宅で練習を重ねていた。

そしてバンド活動に熱中する彼らのもとに、なんとロックフェス出演の依頼が舞い込んでくる。しかし依頼を快諾した直後に、研二が「飽きた!」と言い身勝手にバンドを辞めてしまう。

その後も太田と朝倉はひたすら練習を続けていたが徐々に不安が募ってくる。

遂に迎えたロックフェス、彼らは一体どんな音楽を奏でるのか?

映画『音楽』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、岩井澤健治監督です。

2008年に初のアニメーション作品『福来町、トンネル路地の男』を完成させ、以後アニメーション短編映画を中心に手掛けています。

本作は2012年より制作開始され、前例の無い個人制作での長編アニメーション映画に挑んだ作品です。

キャスト

研二坂本慎太郎
太田前野朋哉
朝倉芹澤興人
亜矢駒井蓮
大場竹中直人

研二役は、ゆらゆら帝国ギター・ボーカル担当の坂本慎太郎さんです。

その他太田役に前野朋哉さん、大場役に竹中直人さんなど人気実力派俳優が出演します。

主題歌

主題歌は、ドレスコーズ「ピーター・アイヴァース」

原作者の大橋裕之さんが直々に依頼した書き下ろしの新曲となっています。

映画『音楽』の感想

熱が入った緩さが心地良いです。

近年のエンタメ作品では観客を飽きさせないようカット割りを短くしたり、展開を意図的に速めたりといった事が行われる傾向にあります。

一方で本作は異常に長いカットが何度もあり、終始緩い展開が繰り広げられます。

それでも飽きないのは作画に込められた熱を感じるからで、その熱に対する信頼から期待感が次第に高まっていきます。

上映中は観客が声を出して笑っている場面が何度もありました。観客と真正面から向き合った作品だと思いました。

そして何よりロックフェスのシーンは圧巻です。急激にスピードが上がり立体感のある作画に変化します。全体的に緩い空気感で進んできた物語が一気に爆発して、溜め続けた期待感が発散され気持ち良かったです。

音楽的構成のストーリー、音楽を視覚で表現したようなラストシーンの躍動感には言葉で説明出来ない感動がありました。

言葉では無くメロディーを無駄なく淡々と描いた作品です。

さいごに

今回は映画『音楽』を紹介しました

個人制作で長編アニメーションを描き切った映画は前代未聞です。近年のアニメとはまた違う新たな魅力を知る事が出来ます。

気になる方は、ぜひご覧ください!