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【スプラッターラブコメディ】映画『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじと感想・考察

漫画アプリ・マンガボックスで話題を呼んだ『穴殺人』が映画化された。

人気若手俳優の杉野遥亮さんと福原遥を主演に迎え、ラブコメ映画の新ジャンルを開拓する。

その衝撃の内容と展開から目が離せない!

パンダ
パンダ
スプラッターラブコメディ、衝撃ですね。

映画『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ

「返り血、浴びてない?」

引きこもりニートの黒須は、現実に絶望し首吊り自殺を図る。

しかし、それさえも失敗し自分の不甲斐なさに嘆いていると、壁から一筋の光が差し込んでくる。空いた穴を覗くと清楚な女子大生・宮市が見え、黒須にとっては覗きが生き甲斐に変わっていった。

毎日覗きを繰り返していた黒須は、ある日宮市が殺人を犯す姿を目撃する。思わず声を上げ、覗きがバレてしまった黒須は死を覚悟し今までの思いを宮市にぶつける。

そしてなぜか宮市は告白を承諾し二人は付き合い始める。デート中も宮市は殺人を繰り返すが、黒須にとっては幸せな日々が続いていた。

だが、ある事件をきっかけに黒須の心に変化が生じる。果たして黒須は殺されてしまうのか、二人の恋の行方はいかに!?

映画『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、朝倉加葉子。監督です。

2013年『クソすばらしいこの世界』で長編デビューし、『女の子よ死体と踊れ』や『ドクムシ』などホラー映画を多く担当し、ニュージャンルを次々に開拓しています。

キャスト

黒須越郎杉野遥亮
宮市莉央福原遥
川崎春子江野沢愛美
延命寺玲奈江口のりこ

引きこもりの黒須役を杉野遥亮さん、殺人鬼の宮市役を福原遥さんが演じます。

特に福原遥さんの可愛らしさと猟奇的な役柄が絶妙なバランス感で、スプラッターラブコメディという新しいジャンルを違和感無く楽しむことが出来ます。

主題歌

主題歌は、ロイ-RöE-『癒えないキスをして*』です。

中学卒業後、独学で作曲を開始し2018年10月1st Digital EP「ウカ*」を、2019年5月には1st Digital Single「VIOLATION*」をリリースしました。

【ネタバレ】映画『羊とオオカミの恋と殺人』の感想・考察

「これがスプラッターラブコメディか。」と納得してしまう程絶妙にバランスが取れていた作品です。

だが、単純にスプラッターやラブコメには収まらない普遍さも感じられます。

どうしようもない黒須を見た宮市は食事を与えて後で食うと決めますが、黒須は徐々に社会という群れに復帰し始めます。

手塩にかけて育てた羊を逃すまいとする宮市と、単純に宮市に惹かれている黒須。

異なる思いを持った二人のベクトルは次第に交わり結ばれていき、そこには異なる価値観を持つ二人が他者を受容していく過程がありました。

殺人鬼と自殺者という関係性ゆえに共感性は薄れているものの、全く理解出来ないものとするのはもったいないです。

現実において、私達は常に異なる価値観とぶつかり合っていて、次々に見知らぬ価値観が表われます。

私達は異なる価値観と対立した時に、どういう態度を取るのか。相手を認めるとか理解する必要など無く、ただ受け止める事の重要さとそこから生まれる愛の偉大さをこの映画は伝えてくれた気がしました。

殺人鬼という現実では目にする事が無く絶対的に理解できない価値観の例に対して、私達がどう受容するのかが試されている気がします。

さいごに

スプラッターラブコメディという新ジャンルを開拓した映画『羊とオオカミの恋と殺人』。

衝撃の内容に面食らうでしょう。ただ、そこには普遍的なメッセージが込められています。

ぜひ、ご覧ください!