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【月の光とあのセリフの意味】映画『君は月夜に光り輝く』のあらすじと感想・考察

さて、今回は映画『君は月夜に光り輝く』について書いていきます。

佐野徹夜さんの同名小説を永野芽郁さん、北村匠海さんのW主演で映画化しました。

数々の人気作品を作り上げた月川翔監督が脚本・監督を務め、透き通るような美しい映像に仕上がっています

パンダ
パンダ
切なすぎて、綺麗過ぎる! 

映画『君は月夜に光り輝く』のあらすじ

とある少女の代行業。

渡良瀬まみずは、不治の病・発光病にかかっていた。

細胞の異常で皮膚が発光してしまう病気で、死が近づくと光は強くなる。そして成人まで生きた者はいない。

長い入院生活を強いられる彼女に励ましの色紙を届けに来た岡田卓也は、突如彼女から「やりたいことリスト」の代行をお願いされる。

卓也は彼女の願いを実行し、まみずは卓也から感想を聞くことで生きる楽しみを感じていた。次第に二人の距離も縮まっていくが、まみずには避けられない運命が迫っていた

自身の死を目前にしたまみずが卓也に託した最期の代行とは。

映画『君は月夜に光り輝く』の出演者・スタッフ

監督・脚本

監督・脚本は月川翔監督です。

2011年『きっかけはYOU!』で長編映画監督デビューし、その後は短編映画やTVドラマ、CM、MVなど活動の場を広げます。

2016年以降は長編映画を中心に担当し、『君と100回目の恋』や『君の膵臓をたべたい』、『センセイ君主』、『響き HIBIKI』などを務めました。

キャスト

渡良瀬まみず永野芽郁
岡田卓也北村匠海
香山彰甲斐翔真
岡田鳴子松本穂香
平林リコ今田美桜
岡崎優香

岡田卓也を北村匠海さん、渡良瀬まみずを永野芽郁さんが演じます。さらに、今田美桜さんや松本穂香さんなどが若手俳優が多く出演しています。

その他、優香さん、長谷川京子さん、及川光博さんなども出演します。

主題歌

主題歌はSEKAI NO OWARI『蜜の月』です。

アルバム収録曲として制作していた『蜜の月』が本作にマッチしたため、アレンジを加えて使用されています。

映画『君は月夜に光り輝く』の感想

『君の膵臓をたべたい』で大ヒットを記録した月川監督らしい綺麗な映像と切ない物語の融合が最高でした。また人生を楽しむまみずと彼女を支える卓也の純愛の描き方が上手いです。

現実には存在しない発光病ですが、しっかり映像で表現されているので陳腐な印象は抱きません。

そして永野芽郁さんの生きる楽しみと死の辛さを同時に感じさせる演技が光っていました。死に方さえも美しい渡良瀬まみずというヒロインの性格がしっかり伝わってきます。

北村匠海さんも終始淡々と代行をこなしながらも、最後にポロリと涙をこぼすというギャップが良かったです。こういうキャラクターの演技に関してはピカイチですね。

輝きながら死んでいくように映るヒロインですが、輝いている側からは闇しか見えないということを想像すると一層切なくなってきます。

発光病という特異な病の設定から色々考えて楽しめる作品です。

【ネタバレ】映画『君は月夜に光り輝く』の考察

月の光

月は恒星では無いため太陽の光があってこそ輝きます。

まみずは発光病により物理的に輝いていますが、彼女の人生は卓也がいたからこそ輝いたとも考えられます。

卓也がまみずを照らす、太陽が月を照らすのと同じように太陽のような役割を担っていたのではないでしょうか。

ですが後半にはその関係が逆転する場面もあります。タイトルの「君」が誰を指しているのか考えが膨らみます。

ロミオとジュリエットのセリフ

「薔薇という名の花は、名前を変えても香りは変わらない」

ロミオとジュリエットのセリフの一部が本作で登場しています。まみずが好きなセリフとして登場し、代行が終わった卓也の人生を左右する言葉でもあります。

この言葉は本作においてどういう意味で使われているのでしょうか。

このセリフの意は、「本質は名前や見た目に左右されない」です。

つまり、まみずがいない世界でも彼女が生きた日々は変わらないことを示しているのではないでしょうか。

まみずの生死に関わらず、まみずが生きた日々があることは変わりません。まみずが今存在しなくても、あの頃の日々の香りが卓也の今後の励みになることでしょう。

さいごに

映画『君は月夜に光り輝く』は、月川監督による美しい映像と、切ないストーリーが見事に融合した作品です。

永野芽郁、北村匠海のW主演にも注目です。

気になる方は、ぜひご覧ください!