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【タイトルの意味】映画『こんな夜更けにバナナかよ』のあらすじと感想・考察

さて、今回は映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』について書いていきます。

大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した渡辺一史さんの同名小説が原作です。

実在した鹿野靖明さんと、彼を支えたボランティアの人々の奮闘を描きます。

パンダ
パンダ
大泉洋さんの演技が上手すぎる!!

映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』のあらすじ

鹿野靖明とボランティアの感動実話。

幼少期から筋ジストロフィーを患う鹿野靖明は、ボランティアに支えられて自由を謳歌する風変わりな自立生活を送っていた。

わがまま言いたい放題の鹿野であったが、まっすぐ生きる鹿野のことが皆大好きだった。

医学生の田中も、鹿野ボランティアの一人。田中は徐々にボランティアに熱中し、彼女とのデートよりボランティアを優先するようになっていく。

それを怪しんだ彼女の美咲は真相を確かめるため鹿野の自宅に向かうと、美咲も鹿野に誘われてボランティアを始めることになってしまった。

美咲は鹿野のわがままに振り回されながらも、鹿野の素直さ、夢を追う姿に励まされ一番の理解者になっていく。

そんなある日、鹿野が突然倒れ命の危機にさらされてしまう。

そんな鹿野を目前にしたボランティアたちは……

映画『こんな夜更けにバナナかよ』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、前田哲監督です。

1998年、相米慎二監督が総監督を務めたオムニバス映画『ポッキー坂恋物語 かわいいひと』で劇場映画監督デビューを果たします。

今までにも、映画『ブタがいた教室』や映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』など生きることをテーマにした作品を手掛けています。

キャスト

鹿野靖明大泉洋
安堂美咲高畑充希
田中久三浦春馬
高村大助萩原聖人
前木貴子渡辺真起子
田中猛佐藤浩市

鹿野靖明を大泉洋さんが演じます。

大泉洋さん、萩原聖人さんは2002年の映画『パコダテ人』で、高畑充希さんは映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』で、佐藤浩市さんは映画『陽気なギャングが地球を回す』で前田哲監督作品に出演しています。

映画『こんな夜更けにバナナかよ』の感想

この映画の正式タイトルは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』です。

この映画が実話であることにまず驚くのではないでしょうか。映画を見た人なら分かると思いますが、実話とは思えないほどの不思議な関係が展開されています。

あんなにわがままを言っているのに、どこか憎めない鹿野の人間性。彼のまっすぐさ、夢を諦めない姿に私も励まされました。

そんな鹿野の人間性を演じた大泉洋さんの演技力も凄まじい。主人公の鹿野靖明は筋ジストロフィーを患っているため、首と手しか動かすことが出来ません。その中で、鹿野の感情や意思の強さを的確に表現していました。さすがです。

そして美咲を演じた高畑充希さんの表情の豊かさも光ります。表情だけで美咲の気持ちが伝わってきます。

映画は終始楽しい雰囲気で進みますが、ところどころにポロッとくるような感動シーンもあって思うがままに感情を操られてしまいました。

今でも、この映画が実話だということが信じられません笑

映画『こんな夜更けにバナナかよ』の各シーンの考察

白黒映像

鹿野の幼少期を振り返るシーンがあるのですが、そこで白黒の演出が使用されています。

なぜ過去の映像だけ白黒なのか?

おそらく鹿野の心情を表しているのでしょう。幼少期の鹿野は苦しみ絶望感を感じていたのだと思います。

大人になってからは夢を追い色を取り戻したことが表現されているように感じました。彩りのある生活が出来ていたということでしょう。

タイトルの意味は?

『こんな夜更けにバナナかよ』という凄くキャッチーなタイトルの映画ですが、なんでこのタイトルなのか気になりませんか?

映画にも鹿野のわがままの一つとして登場するのですが、それだけでタイトルにはならないと思います。

ここでバナナの性質について掘り下げてみましょう。バナナが成長する時にある特徴的な性質があります。

それは、太陽の光に向かい、上へ曲がりながら成長すること。

夜更けにバナナが光に向かって成長する姿と鹿野がどんな状況でも夢を追い続ける姿は重なるのではないでしょうか?

このタイトルにはそんな思いが込められているのかな?と思いました。

さいごに

映画を見れば鹿野の人間性にやられること間違いなしだと思います。

そしてこの映画を通して、勇気を分けてもらえると思います。

この愛しい実話をぜひご覧ください!