あらすじ
主人公カイルは両親の別居により、母と妹の3人でカルフォルニアへと引っ越すことになる。
しかし学校に馴染めなかった。
スマホを人気者に壊されたことをきっかけに、カイルはある不思議な男に出会う。
その男は自らが開発したアプリ「ユニバース」がインストールされたスマホをカイルに与える。
そんなユニバースは投稿したことが全て現実になるという魔法のアプリだった!
ユニバースを駆使して望むものを次々に手に入れ、学校の人気者になっていくカイルだったが…
各シーンの考察
SNSなんて全部ウソだ!
カイルがユニバースを使い人気者になる中で、カイルは実際の自分とのギャップに苦しみ始めます。
そんな時、母がカイルに一言、
「SNSなんて全部ウソ」
SNSに投稿されるのは全部良い所を切り取ったものばかりだと母はカイルに教えます。
このシーンが、映画の核になる部分です。
アイスホッケーとコンクール
最後にアイスホッケーと歌唱コンクールの日が被り、カイルはどちらか選択しなければなりませんでした。
結局、カイルはコンクールを選ぶのですが、声は内から外に出すモノで、アイスホッケーは外を覆い隠してプレイするモノです。
カイルが内から外に出す方を選んだのは、自分を飾らず本来の姿を出していくという比喩なのか。
良い対比だったと思います。
まとめ
自分と社会の理想像の間で葛藤する主人公に、共感できる部分も多いのでは?
本当の自分と社会から求められている自分には必ずギャップがあると思います。
そして今、SNSが発達し自分の印象を操作することなど簡単になりました。
だからこそ、本当の自分も大切にすることが重要なんだと思います。
この映画が、そんなことに気づくきっかけになるでしょう。