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【ラストシーンの真意】映画『帝一の國』のあらすじと考察

さて、今回は映画『帝一の國』について書いていきます。

古屋兎丸さんの同名コミックの実写化作品で、主演の菅田将暉さんなど人気若手俳優が多数参加している話題の映画です。

生徒会長になることが総理大臣への近道という非現実的な設定でありながら、その設定を比喩として最後にはハッとさせられるような結末が待っているのです。

パンダ
パンダ
ラストの痛快さが堪らないよね!

あらすじ

全国屈指のエリートたちが集まる日本一の超名門校・海帝高校。この高校で生徒会長になった者は生徒会長会に入会し、将来の入閣が確約される。

赤場帝一は、幼少期にピアノが好きでピアノばかり弾いていた。しかし父親に諭されてある壮大な野望を抱き始める。

「総理大臣になり、帝一の國を作り上げる」

その野望を果たすため、帝一はトップの成績で海帝高校に入学する。

そして二年後の生徒会長選のために一年生から準備を始め、どんな手を使ってでも優位に立とうと考える。

まずはクラス委員長。帝一は中学での実績や親の寄付金により難なくクラス委員長に任命された。クラス委員長になった帝一は評議会に参加することが出来たが、そこでは同じく生徒会長を狙う他クラスの猛者たちがいた。

その中でも最大のライバルとなるのは東郷菊馬。親の代から続くライバルで二人は生徒会長になるために熾烈なバトルを繰り広げる。

果たして帝一はライバルとのバトルに勝ち、無事生徒会長になることが出来るのか。

映画『帝一の國』のキャスト・スタッフ

監督

監督は、永井聡さんです。

CMディレクターとしてACC CMフェスティバル・グランプリやカンヌ国際広告祭・シルバーを受賞するなど活躍しています。

また2013年に、テレビCM業界が舞台の映画『ジャッジ!』で長編監督デビュー、2016年には映画『世界から猫が消えたなら』を担当しています。

キャスト

赤場帝一菅田将暉
東郷菊馬野村周平
大鷹弾竹内涼真
氷室ローランド間宮祥太朗
榊原光明志尊淳
森園億人千葉雄大
白鳥美美子永野芽郁

主人公・赤場帝一を菅田将暉さん、ライバルの東郷菊馬さ野村周平さんが演じます。

これだけ人気の若手俳優が起用されていますが、それぞれがしっかりキャラ立ちしているので、見ごたえがあります。

その他、赤場帝一の父・赤場譲介役に吉田鋼太郎さんが出演しています。

主題歌

主題歌は、クリープハイプ『イト』です。

本作のためにクリープハイプが描き下ろした楽曲で、タイトルの『イト』には”糸”と”意図”の意味が込められています。

本作のラストシーンと、”糸”の繋がりには痺れること間違いなし。

【ネタバレ】映画『帝一の國』の考察

ラストシーンの意味は?

帝一は最後の選挙で、弾に投票します。自分が生徒会長になることは出来ませんでしたが、その事で東郷の策略から逃れることに成功します。

さらに帝一はピアノも解禁し自身の大好きな曲「マリオネット」を演奏します。

友達に席を譲る、本来の自分を取り戻すという、いかにも王道の青春映画のように思えますが、この曲を弾き終えた後帝一は衝撃の発言をします。

「お前のことだ。」

まず、このセリフの意味として考えられるのは、弾に生徒会長の座を譲ったのは俺の策略だと生徒に示すことです。

あくまで選挙に負けることも総理大臣に向けた策略だということ、人望の厚い印象を得るための策略に生徒達がハマっていることをマリオネットという曲とこのセリフで示しています。

赤場帝一のしたたかさが最後の最後まで描かれる最高の終わり方でした。

一方、このセリフはおそらく私たちに向けられた言葉でもあるでしょう。

映画に登場する人物のように、親や社会のシステムが敷いたレールに従い生きることに疑問を投げかけています。

「俺たちの滑稽さを笑っているけど、君たちは?」という赤場帝一からの煽りとも受け取れます。

赤場帝一が最後にピアノを演奏したように、本当に自分の好きなことを追求するべきだというメッセージだと感じました。

まとめ

今回は映画『帝一の國』を紹介しました。

今を彩る人気俳優が大集合した豪華なメンツに加え、キャラ立ちがはっきりしている分かりやすい映画です。

思う存分笑って、最後にちょっぴりドキッとする終わり方をする絶妙な構成も堪りません。

気になる方は、ぜひ観てください。